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2016年10月13日 (木)

授業雑感

半年間の授業が終わった。大変だったーーーーー…けど楽しかった。今期の授業では、がっつりワシントンマニュアルに取り組んだ。ハリソンと並ぶ2大教科書ともいえるワシントンマニュアルだけれど、ハリソンが学生向けに書かれているのに対してワシントンマニュアルは医者向け。こまごました説明はすっ飛ばされているし、「医師なんだからこんなこと言わなくても判るでしょ」と言わんばかりの書き方なので読む側には相応の予備知識が求められる。だから字義通り(原文の字面通り)に訳すとナンノコトヤラ?になる部分も多くて面白い。市販の訳書も同様で、医師向けにこなれた書き方になっており、誤訳満載のハリソンに比べると翻訳がとても上手な印象を受ける。日本の状況に合わせて翻訳のほうでは内容が異なっている部分などもある。まぁハリソンとは全体のボリュームが違うから仕方ないともいえるけれど(ハリソンではそんな個別対応をしている余裕はないんでしょうね)。

そんなわけでどちらも内科の教科書だし、原書と訳書を見比べてアレコレ考えるという意味では同じようなことをやっているのだけれど、ハリソンとワシントンマニュアルではアプローチがまったく違うし、ワシントンマニュアルのほうが和訳が上手いのでお手本にしたくなる訳し方も多い。それを念頭に入れたうえでの授業。調べ物が多くて大変だったけれど、熱心な生徒さんたちに恵まれて半年間を無事に完走。山のような各種積ん読の資料、解剖学書、薬理や生理学の教科書、心電図の読み方、統計の講義などなど、本やビデオをひっくり返しながら授業の参考資料を作成し、書籍や参考ウェブサイトを生徒さんに紹介したり、トレーニングビデオを見ながら疾患クイズを一緒にやったり、自分自身にとっても、非常に良い勉強になった。心電図踊りをやったりとか(笑)←生徒さん命名。アレのおかげで12誘導心電図はもう絶対に間違わない(≧▽≦)

伝えたい情報がアレコレありすぎて、そのくせ脱線して別の話題で盛り上がることも多く、だから授業時間がオーバーすることも多くて、生徒さんたちも夜遅くまで大変だっただろうと思う。授業の直前に資料の印刷や準備をお願いして事務局の方にも毎回バタバタさせてしまったし…(はい、私がギリギリだから悪いのです)…でも毎回の授業で少しでも多くのことを得てもらいたかったし、きっと得てもらえただろうと思う。

次の授業開講予定は来年の4月なので、私の授業担当はしばらくはお休み。その間に資料の練り直しができるといいな。来期も楽しい授業になりますように。

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