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2016年10月11日 (火)

また再会

「再会」=再び会うこと
「また再会」=さらに再び会うこと(と勝手に私が定義してみた)

デンマークで開催されていたESMO2016が終了した。
http://www.esmo.org/Conferences/ESMO-2016-Congress

10月は国内でも癌学会や癌治療学会など大きな学会がアレコレ開催されるが海外も同じ。改めて秋は大きな学会シーズンなのだなぁ。みんな夏休みに学会の準備をするからなのかしら? そういえば会社勤めのころはRSNA(北米放射線学会)が10月だった気がする。放射線関連の会社にいたころはRSNAは会社にとっても一大イベントだった。AMWA(米国メディカルライター協会)の年次総会も秋だったような…私は参加したことはないのだけれど、以前勤めていた会社の同僚(翻訳部門)が有給を取って自腹でAMWAに参加していた。この業界の人たちはみんな勉強熱心だ…(私を除く…orz)。

今年のESMOには知人が参加したので(今ごろ帰国便の機上かもしれない)SNSに挙がっている写真を眺めながらHPの記事にもササっと目を通したりしているのだが、早速あちこちから和訳した情報がアップされている。最新情報を少しでも早くいろんな方に届けたいというエネルギーに圧倒される。この業界、そういう熱意にあふれた方々が本当に多い。

そんななかで先週依頼を受けた仕事。久しぶりに会議議事録の和訳。外国人が参加した会議の録音をテープ起こしした原稿からの和訳というもので、参考資料として音声付。さいわい、テープ起こしはすでに済んでいるので音声はあくまで参考程度。会社勤め時代はイヤホン片手に自分でテープ起こしもやっていたのだけれど、もおおおおおおおおのすごく時間がかかるので、すでにテープ起こしが済んでいるのはありがたい限り。チラっと原稿を見ながら音声を聞いてみたら、聞き取りはカンペキで原稿の英文もネイティブが書いたものっぽかったので、おそらくエンドクライアント(製薬会社)の常駐ネイティブがテープ起こししたのではないかと思う(外国人出席者が、「そこは30~40%くらいで、、、」などと発言している部分を、「30% to 40%」と書いてあったので。コレ、日本人が英語で書くと「30-40%」と書く気がするので、「おっ、正しい書き方をしてるからネイティブが書いたのかな」、と思ったのです)。そして会議の内容がESMOだったのだ! What a coincidence!

こういうことは勉強していると本当にしょっちゅう遭遇する。勉強会仲間が、「勉強会でやった内容が、次の仕事で出てくることが結構よくあるのだけれど、そういうときはついうれしくて、“またお会いしましたね♪”と思ってしまう」と言っていたのだけれど、まさにそんな感じ。そしてこういう偶然がものすごく多い。多分、偶然なのではなくて、知っていて当然の知識を自分が知らなさすぎるだけで、おそらく何を勉強しても何を学んでも、すぐに次に遭遇するのだと思う。それくらい、当たり前の基礎的知識を自分が持っていないからこそ何を学んでも再会率が高いのだろう。小さな子供に日常的なアイテムの名前を教えて、翌日もすぐに同じものを目にするのと同じようなもの。自分が日々いかに何も知らずに仕事をしているのかと痛感するくらい、何か勉強するとその直後の仕事で、「またお会いしましたね!」の繰り返し。

でも本人はそれで結構楽しんでいるし、無知な自分に押し潰されるわけでもなく、1億万里の道も半歩からだ~と思いながらカメ歩みを面白がっている。いまさら自分の無学を嘆いても始まらないし、知らないことを学べるのはいつでも楽しいのだから。

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