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2007年6月15日 (金)

書類作成

例によって会社でボーっと仕事をしていたときに(…果たして「ボーっと仕事をしていた」のか、それとも「仕事をしている振りをしながら、単にボーっとしていたのか」…後者のような気もするが…)、上司がスススっと横にやってきた。例によって、「うわっゴメンナサイ!」と反射的に思う私なのだが(笑)、別に怒られるわけでもなく、忙しいかどうかと尋ねられた。あの、私がやっている翻訳はあなたから頼まれた仕事ですから…何をやっているかは、ボリュームも内容もご存知でしょうに。なんでそんなことを言うのかと思ったら、上司いわく、そろそろ治験薬概要書を作りたいんだよねぇ、と言う。はぁ、さいですか。そりゃまぁ、作らなきゃならないんでしょうから作れば? と思いつつ(口には出さずに)黙って聞いていたら、「作ってみたい?」と訊かれた。えええええっ、わ、私がですか!?

治験薬概要書、そりゃもちろん何度も目にしているし何度も訳している。しかし作るとなると話は別だ、一度も自分でゼロから作ったことなんか無い。自分で作るとしたら、これ以上の実践は無いよなぁ。もし私が、翻訳だけで手一杯で忙しいのでそういう仕事はしたくない、とか、(治験薬概要書の作成には)興味が無い、と言う場合には、治験薬概要書の作成は外注に出す、という。そんなモッタイナイ!(=経費がではなく、書類作りの経験を積むチャンスが、である)。私に作れるんでしょうかと恐る恐る訊いたところ、作ってみたいという気持ちがあるなら教えるから、と言ってくださった。上司が神々しく見えた(笑)。

医薬系のバックグラウンドも無いのに製薬会社で仕事をさせていただいているだけでもありがたいのに、こんな実践的トレーニングのチャンスが巡ってくるなんて。メディカルライティングの第一歩というか、第ゼロ歩を踏み出すことができそうだ(=あれ、ゼロ歩はゼロなんだから踏み出さないのか…? ええと、まぁつまり、スタート地点に立ったような気分と言いたいのだ)。少しずつバラバラの点が1本の線につながっていくような気がする。まだ「気がする」だけで、実際にハッキリとした線になって見えてくるのはまだ先のことだろうけれど、「ハッキリした線」の幻が見える(笑)。先日のメディカルライティングセミナーでも言われた「カーストの底辺からの脱却」の一つは、求められる文書のスタイルを知ること。それはとりもなおさず、最終的なメディカルライティングの文書がどんなものかを正確に知ること。今回の書類作成のお話は、それを知るための大きなチャンスになる。

ちなみに治験薬概要書は完全な日本語の書類なので翻訳とはまったく関係ない仕事になるが、元になる参考資料やデータはすべて本社からの英語版しかない(=和訳版はまだまったく存在しない状態)なので、それを読みながら、必要な部分を訳しつつ、厚労省に提出する体裁に合わせた日本語の文書を作り上げていくという作業になる。私にとっては初めての「メディカルライティング」作業ということになる。

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