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2007年4月22日 (日)

道しるべ

遠方に住んでいる生徒さんから、英検1級の英作文対策の相談があった。単語やリスニングは自分ひとりでも出来るけれど、英作文はどうしても1人では出来ないので添削して欲しいという。そりゃそうだ、自分でベストだと思って書くのだから、自分でチェックすることはできないし、文法やスペルミスということではなく、アイディアや書いている内容の方向性が正しいかどうかは、自分ひとりではどうやったって判断できるものではない。別に英語上級者とか指導者ということではなく、だれか第三者の目が必要なのである。

子供に教えているわけではないから、私は自分から、こうしてあげる、ああしてあげる、とは言わない。学びたければ自分から貪欲に求めるべきだと思っている。自分が必要だと思ったときに、アドバイスなり具体的な手助けなりを求めてくるのであれば、私に与えられるものがある限り応えたいと思っている。英作文のメール添削は、正直、その場で直接赤ペンを持って書き込むのよりもはるかに手間が掛かり、アイディアや文章の構成のアドバイスをするのも面倒なのは事実だ。でもその生徒さんは、幸いなことに一番基本的な英作文のポイントは押さえている人なので、おそらくそんなに添削もとんでもないことにはならない…と思いたい…。

読解も、英作文も、スピーキングも、リスニングも、なんでもそうだけれど(単語は別。あれは本当に自分ひとりでコツコツ積み上げていくだけなので指導者は不要)、勉強している間に、ある日どこかでフっとコツがつかめるときがある。それが判れば、あとはもう自分ひとりでスイスイ進むことが出来る。でも、そのコツをつかむまでは、右往左往しながら効果があるのかどうかも判らずに闇雲にうろつきまわることになる。そして、コツというのは、たとえ目の前に見せられたとしても本人が自分自身で体感しなければ、判りようがないものだ。

私は自分がそういう人たちの道しるべで居たいと思っている。ムリにその方向に進めというつもりもないし、道を選ぶのは本人自身だけれど、たまたま一足先に同じ試験に合格した人間として、この道を行けばコツをつかみやすいよ、という道筋を示す役割だと思っている。お尻を叩くものでもないし、道が違うからと言って叱り飛ばすわけでもない。大人なんだから、好きな道を好きなように歩けばよい。でも、もし迷ったときにアドバイスを求められたら、最善と思われる道筋を示してあげたいと思っている。

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