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2006年12月17日 (日)

大型案件

同じ英語学校で勉強した仲間たちは、それぞれ、通訳の道に進んだり、翻訳だったり、英語教育だったり、さらに次のステップに向かって進んでいる人たちがたくさんいる。その中でフリーランス翻訳者を目指す友人たちとは、互いに情報交換や近況報告なんぞをしつつ、それぞれが少しずつ目標に向かって頑張っている。分野はみごとに異なるのだけれど(一人は特許系、一人はIT系、そして私は医学系)、ある意味、分野を超えた翻訳者同士のつながりというのは今後きっと大きな財産になっていくだろうと思っている。

分野が違えば、案件ごとのボリュームも大きく違うと思う。例えばIT系なら、マニュアル翻訳で1件あたり200~300ページなんてきっと当たり前なのではなかろうか。翻訳に要求されるスピードも全然違うと思う。当然、単価だって違うと思う。特許だとどれくらいが基本的な単価なのかもサッパリ判らない。やはり自分がやっている分野のことしか良く判らない。けれども実は自分のやっている分野のことであっても、これまたよく判らないことばかりなのである。

翻訳をやっている方々にとって、小口案件とか大型案件などというのは、どの程度のボリュームを指すんだろうか。まぁ、1枚ってのはそりゃ小口でしょうよ。それを大型とは言わないことくらいは判る。ITだったら1000ページ超えたら大型とかなのかなぁ。でも何人かで分けて翻訳するのが当たり前なのだろうから(=だからこそトラドスのような翻訳ツールがあるわけで)、全体のボリュームが大きければ大きいほど、何人かに分担されて一人当たりのボリュームはそれほどでもなくなるのかも知れない。つまり200~300ページくらいの案件のほうが、全部一人の翻訳者さんに割り振られて、大型案件ということになるのかも。特許はどこでどのように分けられるのか判らないのでまったく予想がつかない(=今度友人たちに訊いてみよう)。医学は出版モノであれば共訳ということがあるだろうし、治験薬概要書も何人かで分担というのはよく見かける。医療機器マニュアルも100ページを越えると分担になるのかなぁ。本当に内容次第なので、ページ数だけで大型案件と呼ぶのかどうかは判らないんじゃなかろうかと思う。

先日、初めてエージェントさんから100ページ超のご依頼をいただいた。どれくらいのボリュームを大型案件と呼ぶのか判らないけれど、少なくとも私にとっては初の大型案件である。いや、実は以前に医療機器マニュアルで130ページほどの案件をいただいたことがあるのだけれど、医療機器マニュアルは繰り返しが多いし、ページ数は多くても作業量から考えると「大型」ではないなぁと思ったのだ。けれども今回は直球ストレートの医学分野で100ページ超だ。私にとって、100ページ超案件を請けるというのは一つの目標だったので、ちょっと嬉しかった。例えるなら、洋服の仕立て屋さんとしての独立を目指しながら、毎回ハンカチやら雑巾やら(?)靴下の穴をつくろったりボタン付けのような小口の仕事ばかりしつつ、少しずつ洋服を縫うお仕事が入るようになり、今回初めて最初から一着を仕立てる注文をいただいたようなものだろうか。いつか、あそこの仕立て屋さんは腕が良いから5着くらいまとめて注文しましょう、…なーんてことになったら、それこそ本当に「大型案件」だなぁと思いつつ、そういう日を目指して、ハンカチもちゃんと縫って、洋服もちゃんと縫いあげられるように頑張ろう(=現実の私はホンモノのハンカチを縫っても雑巾になるように思われます…。あ、翻訳のスキルのたとえ話ではなくて、ですっ)。今回の案件は納期もゆるやかに設定してくださっているので、安心して年末年始にじっくり取り組めそうである。目標の一つだった100ページ超え案件をいただけて、ちょっと嬉しかった。次の目標は、大型案件2本立て、かな?(=それはちょっと欲張りか、笑)。

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コメント

大型案件、おめでとうございます。
私だったら目がクラクラしてしまいそうな量です(^-^)
目標を達成できたうれしさというのは格別ですよね。

投稿: Hana | 2006年12月17日 (日) 12:27

>大型案件、おめでとうございます。

ありがとうございます~~~。一つの目標だったので嬉しいです。一里塚、という感じです。「一歩ずつ前進」とは言っても、延々と続く道の途中に何らかの形で自分の道筋が確認できるものがないと、やはり不安になります。案件の分量というのはある意味で具体的に見える道しるべかなぁと思えるのです。これでまた次の目標設定を立てて、それに向かって頑張れます♪

投稿: snowberry | 2006年12月18日 (月) 03:34

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