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2006年12月 7日 (木)

教え甲斐

ある生徒さんがちょっと面白いことをしている。英字新聞への投稿に挑戦するというのだ。もちろん挑戦するからには入選(+掲載)を目指して書くわけであるが、そういうものに挑戦しようと思うところがスゴイなぁ。指定されたトピックについてエッセイを書き、字数制限は300ワード。ほぼTOEFLの英作文あたりと同等の長さといったところか。英検1級の1次試験ではエッセイの字数制限は200ワードだから、それよりももう少し内容を膨らませた構成にすれば意識しなくても300ワード程度になるだろう。200ワードの長さの感覚は大体しっかり覚えているだろうと思うので(=それってある意味、1次試験に落ち続けていることになるわけだが…まぁ私も5年掛かったのでヒトサマのことは言えない、ははは)、その意味ではある種のアドバンテージがあると言えるかもしれない。突然300ワードでエッセイを書けと言われても、どの程度か判らなければ普通はかなり戸惑うだろうから。

で、ラフアイディアをザっと書いた初稿、アイディアを絞り込んだ修正版の第2稿、さらに第3稿、ほぼ完成に近い準最終稿、これで完成です!という最終稿、などが次々と送られてくる。いやぁ、楽しい。本人が楽しんで書いているのが判っているので、読んでいるこちらも楽しい。こういうふうに身に付けた表現力やアイディアなどは、教科書を見ながらの学習よりもよほどしっかりと本人のものになるだろうなぁと思う。

英検向けの練習としての英作文ではなく、掲載を目指しての英作文なので、私は普段より一層ビシバシと赤を入れて(ワードのファイルを開くと真っ赤っ赤状態である)、コテンパンに直している。このさじ加減がちょっと難しいところではあるのだけれど…。英検の英作文では、文法ミス、構文ミスは当然直すが、基本的なアイディアには出来る限り手を入れないようにしているし、言い回しも、よほど不自然ではない限り、あまり直さないようにしている。アレもコレも直してしまうと、その人の書いた英作文ではなく、私の英作文になってしまうからだ。でも今回はプロの編集者が目をとおす原稿である。不自然な言い回しは一つも残しておきたくないし、おそらくご本人が苦心して書いたと思われる「ちょっと詩的(?)な表現」も悪いけれどバッサリ斬ってしまった。長ったらしくなってしまうんだもの…。英語は短く簡潔にシンプルが一番なのだ。

結局、私は最終稿にまでアレコレ直しを入れて(=それじゃ「最終稿」じゃないよなぁ)、ようやく完成。ご本人も一つ一つの直しに納得してくれているようで、掲載されたら(記事掲載日の)新聞を贈呈しますから、と言う(笑)。もう掲載された気でいるらしい(わははは、なんか良いなぁ、こういうの)。そして、これから毎回挑戦します、という。す、すごいヤル気ですね、、、。でもこうやって楽しんで取り組むのが一番の上達の秘訣なのだろうなぁ。同じトピックで英検向けの練習として200ワードでまとめたものも書いてみた、とエッセイも送られてきた。さらに内容を掘り下げて400ワードに膨らませたものも今から書いてみるという。お見事!こちらとしても、教え甲斐も直し甲斐もあるというものだ。真っ赤っ赤に直された原稿にもめげずに頑張って欲しい。それにしても…私なりにかなりしっかり直したんだけど、これで掲載にいたらなかったら、、、どうしよう、、、。なんだか仕事のチェッカー業務としての力量が試されている気分かも。ご本人と同じくらい、掲載結果が待ち遠しい(というか、ちょっとコワイ)気分だ。

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コメント

同じ1級を目指すものとして、私の場合ライバルにはならないかもしれませんが(^^; 私も頑張らなくてはと思いました。原稿、新聞に掲載されるといいですね。

投稿: Hana | 2006年12月11日 (月) 17:22

今日、最終原稿を新聞社に郵送したそうです(=アナログな方なのですよ、メール送信じゃなく郵送なんですって)。英検だったら何点くらいか想像付くんだけど(笑)。英字新聞の要求レベルがどのへんなのかまったく想像がつかないので実にドキドキです。

Hanaさんも頑張っていらっしゃるじゃないですか~。先日の翻訳は本当にお疲れ様でした。本試験まであと一ヵ月半ほどですね、頑張ってくださいね!

投稿: snowberry | 2006年12月11日 (月) 22:59

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