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2006年11月17日 (金)

肉体労働

今週は思いのほかアレコレいっぱいいっぱいになっている。日曜日の夜なべに始まり(=いや、これ自体はいつものことだが)、会社仕事もタイト、おうち仕事もなぜかタイトな状況。この「なぜかタイト」っていうのがクセモノだ。

どういうわけかトライアルが重なってしまった。このトライアルが通れば大型案件が待っているという、いわゆるコンペというシロモノだ。ベテランの翻訳者さんにはコンペの依頼がよくあるみたいだけれど、私にそういう打診を下さるというのはありがたくもあり怖くもあり。まったく内容も異なるコンペのトライアルが2件、そのうち1件は、分量は少なくても良いから品質重視で、という断り書き付き。うひゃぁ。もちろん誰でもそうだろうけれど、納品するからにはそのときの自分の最善を尽くして翻訳を仕上げているが、改めて「品質重視で」と言われるとドキっとする。つまり日ごろの品質に100%胸を張って「世の中にこれ以上の翻訳はありえませんっ!」などと言い切る自信があるわけもなく…。品質重視ってナニをどーすりゃ良いのかしらと考え込む始末…だいじょぶかしらん。

こういうときは普段以上に調べ物が翻訳のデキを左右する。キーワードを探しまくり、関連文書を読みまくり、使えそうな表現を拾いまくる。原稿のテキスト化などといった実作業以前の、本当の意味での調査や調べ物といった下準備がモノを言う。でもこれって調べれば調べるほどキリがないのも事実なのだ。キーワードから論文を探し、その論文の参考文献にあたり、そこからさらに関連分野の資料、、、となっていくと、資料としてとりあえず目を通したいものがあっというまに数十ページから100ページ単位になる。本来の仕事の原稿を軽く超えてしまう…。こんなもんまで目を通さなくてもいいか、と思うと頭をよぎる「品質重視で」の言葉。あぅぅ。

かくして週末はどっぷり調べ物の予定。そういうと一見カッコイイ作業のようにも思えるが、それはおそらくアカデミックなことを調べる場合であって、私の場合は内容を調べるというよりもひたすら単語の意味やら表現などを調べるわけで、、、知的作業というよりは肉体労働に近い、絶対に。翻訳は肉体労働だと言われる(=通訳も別の意味で肉体労働ですが)。翻訳作業自体が肉体労働なのはもともと充分に承知しているつもりだが、こういう調べモノ的肉体労働もあったのね…と実感。やはり体力をつけねばならないなぁ。

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