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2006年9月25日 (月)

意味不明

現在取り掛かっている日本語論文の英訳作業だが、、、くぅぅぅ、原文の日本語の意味不明箇所多し! 主語と述語が一致しない。本来なら前後の文脈をつなげるのが接続詞の役割のハズなのに、まるで関連性のない文脈で登場している接続詞(その場合、どういう意味にとれば良いんだ?)。1つの文章に2つ以上の主語。苦しいのは、今回のお仕事は論文まる一本ではなくIMRADの中の一部分なので、おそらく論文中のどこか他の場所で説明されているのではと思われる部分を読むことができないという点だ。それを読めたからと言って私が論文の中身を正確に理解できると断言することは出来ないけれど。。。

やっぱり二夜漬けで仕上げるなんて無謀だなぁ。でも無謀じゃない翻訳、つまり鼻歌まじりでお茶の子さいさいなどというラクな翻訳なんてしたことないんだっけ、そういえば、ははは・・・(と乾いた笑い)。体力作りでも、ラクなことだけしていては筋力はつかないというし。ちょっと心拍数が上がって、ちょっと体に負荷が掛かる程度の運動がベストなのだそうだ。翻訳も、ちょっと心拍数が上がって(?)ちょっと実力に負荷がかかる(???)、つまり自分の持てる力を総動員してもちょっと息が上がる、、、という程度が、一番自分を鍛えてくれるのだろうと思う。

とは言っても、母国語なのに読んでも意味不明の原文というのは別の意味で苦しすぎる! よく言われることだけれど、医学論文に限らず、科学系の文章というのは、書いている人が理系の研究者なわけで、つまり、文章を書くという意味では、あまり得意ではない人が執筆することも多い、、、のだとか。まぁ確かにそうだよなぁと思ってしまう。その所為だけでもないのだろうけれど。

こういう場合、翻訳者のみなさんはどうなさっているのだろうなぁ。某翻訳系メルマガで、以前、「翻訳者は原文通りに翻訳しなければならない。だから原文が拙かったら、拙いまま翻訳すべきである。原文の拙さを翻訳者が勝手に補ってはいけない」というのを読んだことがあるのだが、逆に、原文が拙いからといって拙いままに訳出したら、翻訳が拙い、と言われる可能性だって充分にあるわけで(=しかも私の場合は、原文が拙くなくたって翻訳「だけ」が拙いということが充分にあるわけで・・・)。分野やエージェントさんなどの対応の仕方にも依るのかなぁ。うーむ、しかし今回はどうしよう。第一、「翻訳者が勝手に補ってはいけない」などと言われなくても、どう解釈して良いのか判らない日本語なので、勝手に補いたくても補えないのである。うーむむむ。

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コメント

原文そのものが明らかな単純ミスの場合には、原文の間違い個所に線を引き、訳文の文字の色を変えるなどして、クライアントで確認してもらえばよいです。

原文についての訂正ですが、法的提出用などのその文書そのものの信憑性が問われる文書では、特に指定のない限り、そのまま訳しておき、疑問については、メモを送付する(原文と翻訳文の行数くらいは明記)。

完全に翻訳者に裁量が与えられており訂正も自由な場合には、訂正した訳文個所の色を変えるなどで編集して、解説を別メモで。

翻訳者に裁量がなく、そのまま訳せばよいといわれている場合は、とりあえず、そのまま訳し、一応は、疑問点などは別途コメント。

訳文を無断で変更してしまうと、翻訳を編集する側で意図がわからないことがあります。そのために、誤訳をしたとも思われるので、意思疎通なく勝手に変更したままというのは避けるべきです。

文が稚拙でも、内容が高度な場合には、内容に合わせて文をリライトしてあげるのが、サービスではないかなーとも考えますが・・・。

せっかく気付いても、メモを送っても、訳抜と誤字脱字のためにしかチェッカーがいない翻訳会社も多いので、クライアントへの納品までには、何も反映されないかもしれません。

投稿: wetch | 2006年10月 2日 (月) 01:45

>文が稚拙でも、内容が高度な場合には、内容に合わせて文をリライトしてあげるのが、サービスではないかなーとも考えますが・・・。

おっしゃること、まったく同感です。翻訳もサービス業ですから(=というよりも、サービス業じゃない仕事なんてあるのかな)、字面ではなく、本当に言わんとしていることを汲み取りたい、と思うのですけれど、残念ながら「内容の高度さ」に自分の頭がついていかなくて、そこまで踏み込んで読み取れないことが多いのです。はぁ~、この反省が次のステップの原動力になれば問題ないのですけれど、がれきのようなテンコモリの反省にうずもれて敵前逃亡しそうになります(苦笑)。

投稿: snowberry | 2006年10月 3日 (火) 00:48

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