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2006年5月23日 (火)

名前探し

今お仕事をいただいているエージェントさんには論文翻訳の有償トライアルで合格したのだが、これはトライアルというよりオーディションのような形のもので、後ろに具体的な長期案件(分量が多いために長期になるということではなく、定期的に長期間にわたって仕事があるという意味)が控えていて、その仕事を担当する翻訳者を探しているというものだった。つまり合格すれば定期的に受注があるということだ。そして、実際にこのお仕事が始まってから定期的に論文翻訳のお仕事をいただいている。ただ、やり始めてみて判ったのだが、定期的案件とは言っても分量や納期は毎回異なるようだ。これはおそらくエージェントさん側でも具体的にいつごろどれくらいの分量をという詳細については未知数なのだろうと思われる。エンドクライアントさんが、いつ、どれくらいの分量を発注してくるのか判らないのだろう。抄録の翻訳のみのときもあれば、論文をフルに訳す場合もある。それに応じて当然納期も異なってくる。でもあくまでも基本は論文翻訳である。

それが抄録であれ丸ごと一本の論文であれ、論文を訳す場合に手間が掛かるのが、人名、施設名、試験名、薬剤名などの固有名詞だ。通常はスタイルガイドでそのあたりの処理については定義されているものだし、人名などは原文表記のまま、とすることが多いのではないかと思う。ヘタに勝手な訳をつけてしまっては問題になる場合もあるし、訳語が定着していない施設名や薬剤名など、勝手に訳語を作ってしまうわけにもいかない。ところが今回の「定期的案件」については、この案件専用のスタイルガイドが配布され、そこには「固有名詞は極力すべて訳す」となっている。こ、これは・・・正直、非常に大変である・・・。だって、、、人の名前なんか判らないよぅー!読み方とか漢字とかスペルとか・・・。どうやって訳せば良いのだー、あうー。英日の場合は正しいカタカナ読みなど確認のしようがないし、日英の場合は、人名の読み方など調べようがない。有名な研究者であれば探せるけれど、著者欄にズラリと並んでいるなかの後のほうに出てくる人、つまり、どうやら助手とかアシスタントとかレジデントだろうと思われる人の漢字が読めない場合(特にファーストネーム)は、もう正しいかどうかなど判りようがないのだ。そりゃまぁ、病院に電話して訊けば教えてくれるでしょうけれど・・・。

気が付くと総翻訳時間のうち半分くらいを名前探しに充てていたりする(涙)。施設名や部署名の訳も本当に困る。第一内科とか第二外科くらいなら大したことはないが、診療科名のつけ方の、なんとまぁ規則性のないこと! 病院のホームページを見て、関連施設(大学の医学部など)があればそのページを見て、それでも見つからなければぐるぐるいろんなところを見た挙句に、やっぱり創作するしかなかったりする。まぁスタイルガイドでは、創作でも良い(とはハッキリ書いていないが、定訳でなくても構わない、と書かれている)となっているので、あまりこれにばかり時間を掛けるわけにもいかず、どこかで見切りをつけるしかない。調べることが嫌いではないし、それなりに面白くもあるのだが、でもやっぱり大変だ。それに固有名詞って、おそらく次の仕事にあまり活きてこないのだ。その論文、その薬剤、その疾患以外には、あまり出てこないから、苦労して調べても一度しか出会わない訳語だったりする。論文の場合はこういうのが避けられないところが少しツライ。それでも論文翻訳が一番好きなのだが。

先日マダムYに教えていただいた「いんちきラザニア」を作って食べた。美味しかった~♪(ぎょうざの皮とミートソースを交互に重ねて、上にチーズをかけて焼くだけ)。その後お茶を淹れようとしてカップにお湯を注いだとき、ボ~っとしていて、カップを持っていた手にドバーっと熱湯をかけてしまった・・・マヌケな私。すぐに流水で冷やした後、アイスノン(というか保冷剤。よくケーキ屋さんなどで買い物をすると箱の中にいれてくれるもの)を手にのっけて保冷(ちなみに今もその状態でパソコンを打っている。ちょいと打ちづらい)。ヤケドにはならないだろうけれど、これから楽器の練習をしようと思っていたところなのに、、、、これじゃ弾きづらいかも。何やってんだか。

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コメント

早速いんちきラザニア試してくれたのね。餃子の皮で
も美味しかったみたいね。私はワンタンの皮でしか
作ったこと無かったんだけど。餃子の皮でもやってみ
よう。ミートソースはお手製?

投稿: yeeyore | 2006年5月23日 (火) 07:44

>私はワンタンの皮でしか作ったこと無かったんだけど。

あ! そういえばワンタンの皮って書いてあったっけ! 全然意識していなかった・・・恐るべし脳内自動翻訳機(笑)。私の頭の中では勝手に餃子の皮としてインプットされていましたよ~。でも普通にちゃんと美味しかったです、はい。

ミートソースはしっかりお手製です♪ と言っても実は週末に実家に行ったら、偶然にも母が「ミートソース作ったのよ。持って行きなさい」と言って瓶に入れてドッサリ持たせてくれたので・・・。このラザニアはミートソースを食べるようなもんだし、これがインスタントじゃイマイチよね、きっと。でも私もたまには作りますよ! マダムYのミートソースよりも、さらにインチキ度が高い作り方なんだけどね(笑)。

投稿: snowberry | 2006年5月23日 (火) 13:30

まあこのインチキラザニアの趣旨は本物のラザニアパスタはゆでるのが非常に面倒と言うところにあるので、
餃子の皮でもワンタンの皮でも何でも良いのだ。
お母様のミートソースどんな味でしょうね。食してみたい。

投稿: yeeyore | 2006年5月23日 (火) 19:43

>本物のラザニアパスタはゆでるのが非常に面倒

そうか! ラザニア自体を買ったことがなく(作ったこと(=手打ちという意味)は尚更無いです、当然ながら)、自宅で食べようとしたことがなかったから、ゆでるのが面倒という意識すら無かった。普通のスパゲティはごく普通に当たり前にゆでて食べてるけど、考えたらスパゲティ以外のパスタは自宅では食べたことないかも。

そう考えたら、やっぱりこのメニューは素晴らしいですよー。インチキラザニアじゃなくて、ワンタンラザニアとかさ、ちゃんとネーミングつけて、立派な一料理として認めてあげたい気分。ミートソース以外のソースでもいけそうだし、第一、私1人じゃ一回で餃子の皮一袋は使いきれないから何回かに分けて食べることになるので、今後ちょくちょく登場しそうです。ホント良いアイディアを教えてもらいました、どうもありがとう!

投稿: snowberry | 2006年5月24日 (水) 01:36

わかるわ~
私も人名・地名の読み方で似たような苦労しているから!
(私の場合はカタカナ読みすればいいだけだけど。)
ネットで調べ倒しても出てこない地名って、
一体どんなとこに住んでるんだーと言いたい!笑

さらに漢字の読み方だと、何通りもあるからねー。
調べ出すと後戻りできなくて、時間だけが過ぎていくのだ~

投稿: マダムB | 2006年5月24日 (水) 23:08

> ネットで調べ倒しても出てこない地名って、一体どんなとこに住んでるんだーと言いたい!

言えてる! あと英語圏ならまだしも、それ以外の地名の場合は果たして英語読みでカタカナ書きなのか現地語読みでカタカナ書きなのかも迷うところですよねぇ。

日本語の人名の場合、使える漢字は決まっているけれど(人名用漢字ってヤツですね。「悪魔」とかは該当しないという・・・)、読み方に関しては好き勝手な読ませ方をしても良いそうで、おかげでこっちは苦労しますよねっ。

投稿: snowberry | 2006年5月25日 (木) 14:08

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