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2006年3月30日 (木)

良い大人

高校時代の恩師が喫茶店を始めたので友達とお邪魔してきたという話を以前に書いたが、そのときに一緒に出掛けたM嬢はその後も何度か遊びに行っていると言う。私も行きたいのに、ずるいー、と思うが、何しろM嬢は喫茶店にチャリンコで行けるくらい自宅が近いのだ。それなら私だってチャリンコデビューしたし!と一瞬思ったが、いまだにまっすぐ自転車をこいでいるのかアヤシイ私、そもそも隣駅までもまだ行けないというのに、7駅も先の恩師のお店まで辿り着けるとは思えない・・・。というわけで私のほうはあれ以来すっかりご無沙汰しているのだが近々ぜひとも再訪したいと思っている。

ちょうど春休み時期になり、M嬢は子供を連れて喫茶店に行ったらしい。その理由が笑えたのだが、「良い大人を見せたいから」だそうだ。確かにね、先生には本当にお世話になった。教師としてというより、人間として尊敬できる人である。そういう大人が随分と減ってしまったのだろう。かろうじて私たち世代がまだ子供のころは、周囲にはごく普通にそういう「良い大人」が居たように思う。近所の子供たちを普通に叱ってくれる小父ちゃん小母ちゃんたちがたくさん居た。でも今の子供たちの周囲には、捜さなければそういう大人は居ないのだろう。振り返って私なんぞは良い大人になっているんだろうか? どうだろうねぇ、自信はないですな(笑)。M嬢に以前に聞いた話だと、学校ではとにかく子供たちに知らない人とは話をするなと教えているそうで、つまり私などは子供に話しかけただけで逃げられてしまうそうである(この際、怪しいとか怪しくないとかいう問題ではなく、道を訊かれただけでも何でも、とにかく学校では「話しかけられたら逃げろ」と教えているそうで)。あるいは、極力周囲とは関わらないようにしている結果、「良い大人」が居ても気が付かないのかもしれない。それは子供だけではなく、大人同士でもそうなんだろうな。みんな極力、周囲とは関わらない、見ない聞かない知らないフリをして、どんな人がそばにいるのかも判らずに生活しているのだろう。恩師のようなタイプの教師も、今の時代の学校には居なくなってしまったのかもしれない。

ところでM嬢いわく、「別れたんだってねー、春だねー、いつものことだねー」って、あのねぇー。まったく20年も付き合っていると本当に口が悪くて仕方ないわね、お互い様だけど。でもきっとM嬢も「良い大人」の部類なんだろうかねぇ、なんだか釈然としないな(笑)。

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