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2006年2月22日 (水)

添削作業

NEJMを提出したあと、ドタバタと翻訳プロジェクトの初回分納に取り掛かり、他の参加メンバーと未明までワイワイと訳語について検討しながら作業。これってなんだか新鮮で楽しい。前回のプロジェクトのときにも思ったのだけれど、翻訳は基本的に独りで行う作業だし、訳語をアレコレ考えたりひねくりだしたりするのも自分だけでやるのが普通。でも1本の大きなジョブを複数の人たちで分担して翻訳に当たるプロジェクトでは、用語や解釈を統一しておかなければならないので、各自が翻訳作業を進めながら、情報を共有するためにワイワイやりとりが行われる。自分ひとりでは思いつかなかった訳語が挙げられたり、思いがけないところに隠れているヒントを拾い上げてくる人がいたり、他の人たちが候補に挙げてくれる表現もいちいち参考になる。そして収拾がつかなくなったり、最終的のどの訳語が一番よいのか決められなかったり(=最後は好みの問題だったりもするわけで)、こちらがお手上げになると先生の出番。ちゃんと監督してくれる人の下でこういうプロジェクトに参加できるのって、なんて恵まれているのだろうと思う。それにしても、みんな深夜にパソコンに向かってるのね、と思うと、それもまた何だか微笑ましいというか楽しい。

初回分納の翻訳を先生に送信してホッと一息~。と思ってもすぐに二回目の分納日が来る。いかんいかん、ノンビリしている場合ではない。自分の担当分をきちんとやらないと訳語検討にも加われない。それにしても、こっちは必死に目の前の原稿を訳していくだけだが、各自がバラバラと分納した翻訳を、先生は1本のファイルにまとめて、中身をチェックして用語の統一や不自然な訳語まで直してくださる。至れり尽くせり・・・。そして今日、先生からフィードバックをいただいた。こ、こ、こんなにきちんと見ていただいて、先生に添削料をお支払いしなければならないんじゃないかとさえ思ってしまう。プロジェクトに参加させていただけていることも、素晴らしい先生に出会えて、その下で学ばせていただけていることも、心からありがたいと思う。

同じ内容のことを言おうとしているのに、私の訳語はモタモタしていて、先生が直してくださった訳語は、歯切れが良くて判りやすくて、とても自然な表現。こうも違うものか、と自分の不甲斐なさにガックリきちゃうけど、同時に、添削に時間が掛かっただろうなぁ、本当にありがたいなぁ、私ももっと上手になりたい!と思うし、嘆いてるヒマなんぞ無い。たまたま英検授業では私が添削する立場。これが大変な作業で、人が書いたものを、出来る限り元の表現を活かしてあげたまま添削するというのは非常に苦労する。ときには「意味不明!」とか「構成がおかしい!」とか一言だけ書いてバツつけて返したくなるようなことも。なんとなく言いたいことは判るけれど、まるで英作文のパターンを踏襲していないような書き方をしてしまう生徒さんもいて、そういうときは本当にお手上げ。添削というより全文書き直しみたいになってしまう。でも、だからといってこちらが添削例をださないことには、どう書けば良いのか判らない人もいるだろう。こちらには手間は掛かるが、添削部分から学べることは多いし、場合によっては添削されない限り気がつかない、判らない、学べないということも多いと思う。自分が翻訳したものを添削してもらって、しみじみそう思う。

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コメント

頑張ってますね~。いいなぁ。どんなに濃い勉強になっているかほんとうにうらやましい限りです。応援してるからね。

投稿: CSA | 2006年2月22日 (水) 23:03

ありがとうございます! でもCSAさんのご参加は先生も首をなが~くしてお待ちだと思います。次(っていっても、いつのことか判らないけど)はぜひぜひご一緒させてくださいね。また次がくるよう、次につなげられるように、とにかく必死に頑張りますっ!

投稿: snowberry | 2006年2月24日 (金) 15:03

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