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2005年11月27日 (日)

お仕事ツール

ええと、いきなりですが、ちょっと文体を変えます。年内くらいはお行儀の良い文体で書こうと思っていたのですが、本来のスタイルじゃないので今ひとつ書きづらいというか気分的に何だかノらないのです。もともと私は「である・だ体」のほうが書きやすく、しっくり来るので、中途半端で申し訳ありませんがここで文体を変えちゃおうと思います。まぁ気分的にまたそのうち変わるかもしれませんが。

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どういうわけか目算が狂って先週あたりから妙に忙しい。本当はもっとずっと余裕があると思っていたのに、かなり一杯一杯状態。終わるとすぐに次が待っている。まぁこの山を超えれば来週は比較的余裕がある筈なのだけれど。今月に入ってからの仕事はほとんどTraToolを使用している。これが非常にありがたい。無かったらおそらく倍以上の時間が掛かっているだろうと思われる。あまりにも便利なので会社の人にも教えてあげようかと思ってしまうくらい。大体、用語の管理もロクにしていないようなところなのだ。今までの翻訳物をちっとも有効利用していないのはもったいなさ過ぎる。担当者が変わればまたイチから調べ直しをしているような状況で、私がここの社員だったら絶対に改善策を申し入れていると思うけれど、それをする立場でも役目でもないので今までは何も言ったことが無い。でもこんなに簡単で便利なものを使い始めると、なんとなく教えてあげたくてウズウズしてきた。

今月最初の案件はエクセル1500行の箇条書きを3種類、合計4500行(これは先日も書きましたが)。後半になればなるほど重複が多くてツールが大活躍したシロモノ。そもそも、TraToolは文章よりも個条書きや単語単位のものに非常に向いていると思う。その翌週は、異なる癌種6種類についての書類でこちらも重複多し。文章を丸ごとTraToolに入れて必要に応じて癌種の名前を入れ替えながら作業。クライアントからリバイスが来たり、文章が長くなったり言い回しが変わったり最終的には文章を削って短くなったりと、二転三転したけれど、最初に作ったファーストドラフト時点での翻訳文をTraToolで検索しながら適宜文章を変えて作業。ツールが無かったら、どこがどう変更になったのかを確認する作業だけで数日とられただろうと思う。ワードの変更履歴がほとんど役に立たなかったので(クライアントが、ばっさりまとめて削除したあと、ほとんどパラフレーズして新規に書き直していたため、変更履歴の意味ナシ状態になっていた)。でも似たような言い回しが多用されているので、TraToolで表現を抜き出しながら無事に仕上げた。そして先週は別件でエクセルの箇条書き1200行。今回は重複はあまり無い。とは言っても、単語単位で一度調べたもの(症状や薬剤名)などを探したり、治療法についての表記をそろえるためにやはりツールがないと捗らない。とにかく今月はTraTool様々状態と言える。

ワードのレイアウトをそのまま維持してくれるというワードコンバーターも使ってみた。感触としては、、、うーむ、60点くらい? おそらくエージェントさん経由で翻訳をしている方々は原則として翻訳ベタ打ちでよいのだろうけれど、そこは宮仕えの社内翻訳者、私の場合はレイアウト保持は必須なので、もともとの文書(ワードであれば当然ワード、パワーポイントならパワーポイント、エクセルであればエクセルのまま)で仕上げなければならない。どれもそれなりに面倒な部分があるが、ワードのナンバリングつきの箇条書きは非常に面倒。これをそのままスタイル維持でTraToolで処理できたらラクなんだけどなぁ、と思い、ダメ元で試しにワードコンバーターを使ったところ、ちゃんとこれをキープしてくれた。おお、スゴイ、これは使える!、そんなにバカにしたものでもないな、と少しばかり感心し、気をよくしてもう少し凝ったレイアウトの書類に使ってみたら・・・そっちは上手くいかなかった。全然ダメというわけではないけれど、文字が斜体になったり下線が引かれている部分が上手く反映されない。おそらく一行まるごと下線や斜体なら問題はないのだろうと思うが、文章の中の一部分のみが下線だったりすると全然反映されていない。結局、ちゃんとレイアウトやスタイルが踏襲されているのか頭から目視チェックすることになる。それだったら自分の手でやっても変わらないかも、、、と思ったり。

便利な機能の情報を探すために(もちろんワードコンバーターもその一つ)TraToolのユーザーコミュニティサイトを見に行ったとき、サイトの表紙に「虎鶴」という文字があることに気が付き、思わず笑ってしまった。本家本元もこの言い方をしているんだ。

話は変わって。機械翻訳ソフトで見かけた笑える翻訳を一つご披露します。「(日本語原文)臓器(の対象)を絞って治療する」=「(機械翻訳による英訳)Squeeze the organ to treat」。。。私は大爆笑しました。臓器を絞って、って、、、、そりゃまぁ、、、でも臓器を squeeze されたくはないなぁ。

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コメント

私も大笑い!

May lead to ~の構文でこんなの出てます。
「塊状の内出血とショックに対する5月の鉛」

風流だね~

原文がどっかに行っちゃたけど;
「5mg/dlが異常で、催眠術にかかりやすい人であるより-」

どんな人?

投稿: ぽてて | 2005年11月27日 (日) 19:42

忙しくて脳天ブチ切れそうになっているときに、こういう一気に脱力する表現を目にすると大笑いできるのよねー(ただし脱力しすぎて、すぐには目の前の翻訳に復帰できなくなる場合もありますが・・・)。「5月の鉛」ってのも実に不思議な表現ね。余談だけど、どうせなら鉛じゃなくて船にして欲しいわ、そのほうが詩的で美しい(笑、と勝手なことを言うワタシ)。

こういうオマヌケさ加減も含めて機械翻訳だなーと納得しているので、逆に面白く味わっていたりなんかします、ワタシの場合。あまり完璧に訳されちゃうと、逆に人間のほうがお払い箱になってしまうものね。まぁまだそういう日が来ることは無いでしょうけれど。

投稿: snowberry | 2005年11月28日 (月) 01:07

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