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2005年10月27日 (木)

派遣は使い捨て

・・・などと今更なことを言わなくても百も承知ですが。来週はいよいよ萌えビル(=この言い方、気に入ってしまいました)にお引越しで、ちょうど私の派遣契約の更新時期でもあるため、引越し後の契約更新について、ちょっと部長に呼ばれてお話をしました。とりあえず新しいビルを見てから、もとい、新しいビルに行ってみてから(「見てから」と「行ってみてから」では随分と違います、笑)、最終的にお返事をする旨をお伝えしました。で、その後に・・・。最近翻訳の質がいまひとつという話を聴くんだけど、そこのところ、どうなの?と言われました。まぁ、覚悟はしていたんですけどね、そういう話が部長のところに行っているという事前情報をキャッチしておりましたので(会社勤めは仁義無き戦い、どこでどういう話が出ているのかはアンテナ張っていないと派遣さんはすぐにカヤの外になってしまうのです)。でも、そこのところどうなの?という訊きかたをされてもねえ。。。 まぁ優等生(笑)はちゃんと答えを用意しておりましたが。いわく、外注の翻訳であれば一定のレベルを要求してそれに応えられなければクレーム(あるいは二度と使わない)ということもあるでしょうけれど、せっかく同じ社内に居るのに、今までほとんど一度もフィードバックをもらったこともなく、おかしいところがあればその時に指摘してもらえれば次回からは改善もできるのに、そういうシステムになっていない、担当者がみんな忙しくてフィードバックできないのも判るが、それでは私はいつまで経ってもどこが悪いのか判らないし、次の書類でも同じように訳して、いつまでも翻訳がマズイと思われることになる、似たような書類を扱うことも多いのだから、今後のためにもおかしい部分はそのときに指摘して欲しい、せっかくの社内翻訳という立場を社員のみなさんにももっと上手く使ってもらうために、私をどんどん鍛えて欲しい、うんぬん、、、と訴えました。ウルウルお目々オプションもつけたのですが、うまく行ったでしょうか?(笑)

とりあえず部長さんはフィードバックの徹底を約束してくれましたが、でも実際のところ派遣が使い捨てなのは事実です。私は派遣歴が長いのですが、今まで、成長させてあげようとか、教育してあげようなどというスタンスの会社には残念ながらほとんどお目にかかったことがありません。今の実力を切り売りして会社の求めるレベルを提供するだけで精一杯になり、なかなか自分の力を伸ばすまでには至りません。翻訳とはまったく違う仕事をしながら自力で翻訳の勉強をしている方も多いと思いますので、会社で自分の好きな分野の翻訳をやらせてもらっているだけ私は幸せなのだとは思いますが、やはり今の力を切り売りするだけでは、いずれ実力の在庫が底を尽きそうで不安です(それ以前にちゃんと実力があるのかどうかも危ういですけど、あはは~)。医学分野の場合は、一般ではなかなか手に入れることの難しい高価な書籍が企業内にはゴロゴロありますので、そういったものを拝借して勉強することができるという点では、派遣でのオンサイト翻訳はメリットがあります。でも本当に勉強になるのは、おそらく自分が訳したものを、その分野とその言語に精通している人にきちんと見てもらえて直してもらえる場合だと思うのです。OJTで上司が自分の訳したものをチェックしてくれるのであれば、これほど勉強になることは無いと思うのですが、大きな製薬会社で社内に翻訳部があり翻訳専任の社員が何人もいて。。。などという状況で無い限り、普通は望めません。もちろん、誰かに直してもらえることを前提に翻訳するなどは仕事としてもってのほかですし、そんな甘えた気持ちで仕事をしているわけではありません。実際、私が訳したものは担当の社員さんがザっと目を通した後、ほとんどそのまま外(=取引先)に出ています。でも、この状況で質が悪いと言われても・・・。私にどうしろと言いたいんでしょう。まぁ、勉強しますけどね、というか、しているんですけど、これでも。やっぱり使い捨てだと思われているなぁ~。

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コメント

あら、ここんとこエラーでコメントが書き込めなかったのに今日は大丈夫だわ。
セキがとまらないよぅぅぅぅ。ガマンせずさっさと病院に行けばよかった。

フィードバック体制うまくいくといいねぇ。
私の場合は何でも首をつっこみすぎ。線引きも仕事のうち、と最近考えるようになりました。(自戒)

投稿: Blondy | 2005年11月 1日 (火) 00:35

Blondy、風邪ながびいてるみたいだね、ダイジョブ? 今夜辺りからグっと冷えるそうなのであったかくしてお大事に。。。

そうそう、コメント機能がなにやらうまくいかなかったそうでゴメンナサイ!(直メールで知らせてくださった方が居たので管理機能いじって直しましたデス、スミマセンデシタ)。

本当は「フィードバックもらえないから上達できない」なんて甘ったれたこと言ってちゃいけないのよね。というわけで今日は会社で襟を正して仕事したぞ!(>>>ってどこまで本当かは神のみぞ知るのであります)。線引きかぁ、考えたことなかった。社内翻訳者の立場だと、何でもかんでも吸収しなきゃ!っていう一種の強迫観念はあるかもね。

投稿: snowberry | 2005年11月 1日 (火) 02:10

こんばんは
刺激的なタイトルだけ見えてて、心配しましたよ。

うんうんって思いながら読みました。フリーランスでもあるんですよ。切り売りしてるなーって思うこと。時間的余裕がなくて、納得できるまで調べることも、文章にこだわることもできなくて、限りなく機械に近くなってしまう。

すり切れてボロ布みたいになって体も心もガタガタ。

そんなときは・・・まず、温泉に行って、それから、

口直しにきれいな日本語を読んだり、小さな記事を調べものや文章にコテコテにこだわって、1週間もいじくりまわして訳文を作ってみたりします。

がんばろうね!

投稿: CSA | 2005年11月 1日 (火) 18:34

CSAさん、ありがとうございます。「・・・まず、温泉に行って、」の辺りでは、ぷぷぷっ、そうよね、と思いましたが、その次の「口直しにきれいな日本語を読んだり」のところでガツンと脳ミソ叩かれました(いや、脳ミソは柔らかいから叩けないけど)。さすがCSAさん、言うことが違うーっ。翻訳者はこうじゃなくちゃね。そういえば、課題だの仕事だの論文だの言ってるだけで、最近まったく「きれいな日本語」に遭遇していない気がします。自分の日本語が干からびたら何にもなりませんよね。日本語の潤いアップも心がけることにします。CSAさん、ありがとうございました!

投稿: snowberry | 2005年11月 2日 (水) 01:52

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